中央及び地方はこの1カ月に渡り、経済情勢(shì)に探りを入れている。國務(wù)院レベルの経済情勢(shì)座談會(huì)が、11月中旬に何度も開催された。記者の調(diào)べによると、國家発展改革委員會(huì)及び地方政府部門も集中的に現(xiàn)在の経済情勢(shì)のリサーチを行い、來年の経済環(huán)境を判斷しようとしている。専門家の分析によると、現(xiàn)在「6つの安定」を力強(qiáng)く促進(jìn)するシグナルが強(qiáng)まっているが、ビジネス環(huán)境の改善による実體経済の負(fù)擔(dān)減、企業(yè)の活力の刺激が依然として重要な取組內(nèi)容となっている。これは次の、もしくは來年の経済政策の重點(diǎn)になる可能性がある。「経済參考報(bào)」が伝えた。

　廈門（アモイ）大學(xué)マクロ経済研究センターの林致遠(yuǎn)副主任は、経済參考報(bào)の記者に「今年に入り全國で実施されているビジネス環(huán)境改善、企業(yè)の制度的コスト削減のさまざまな取り組みは、政府と市場(chǎng)及び政府と社會(huì)の関係の調(diào)整に対して積極的な効果を発揮している。これは企業(yè)の活力を引き出し、新舊動(dòng)力切替と経済高品質(zhì)発展に向け良好な制度の基礎(chǔ)を築く。來年は國際政治及び経済政策の不確実性がさらに世界のバリューチェーンを弱める可能性がある。民間企業(yè)の活力の刺激が、政府の活動(dòng)の重點(diǎn)になるべきだ。民間経済の発展空間を拡大するためには、民間企業(yè)の資金調(diào)達(dá)が困難でコストも高いといった問題を解消するよう取り組み続ける必要がある。また新興産業(yè)?分野において民間企業(yè)に向け支援の場(chǎng)を構(gòu)築し、中小?零細(xì)企業(yè)による技術(shù)及び知識(shí)集約型産業(yè)への投資を全面的に奨勵(lì)するべきだ」と述べた。

　モルガン?スタンレー華鑫証券のチーフエコノミストである章俊氏は、記者に「中長期的に世界経済の低迷の圧力が続くことから、國內(nèi)では來年の有利な外部環(huán)境を利用し構(gòu)造改革、金融?財(cái)稅改革、混合所有制改革、戸籍?土地制度改革などを掘り下げる必要がある。部?委員會(huì)が現(xiàn)在リサーチを行っているのは、主に現(xiàn)場(chǎng)の狀況を把握し、來年の改革措置の制定に向け準(zhǔn)備するためだ」と述べた。

　中國企業(yè)連合會(huì)研究部の研究員である劉興國氏は、記者に「今後はさらに『放管服改革』（行政のスリム化と権限委譲、緩和と管理の結(jié)合、サービスの最適化）を掘り下げ、企業(yè)のビジネス環(huán)境の改善を促すべきだ。特に改革により、企業(yè)の制度的取引コストの削減に取り組む。減稅?費(fèi)用削減の空間を引き続き切り開き、企業(yè)の稅負(fù)擔(dān)をさらに軽減する。同時(shí)に企業(yè)の発展方式の転換を促し、革新により企業(yè)の発展を駆動(dòng)する。革新への投資を拡大し、技術(shù)革新により製品?サービスの品質(zhì)及び技術(shù)力を豊かにする。製品?サービスを中低レベルから中高レベルにし、製品?サービスの競(jìng)爭(zhēng)力を低コストから高付加価値にする」と話した。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2019年12月2日