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中國古代の純愛物語「梁?!工捂`倉公演 |
発信時間: 2009-10-29 | チャイナネット |
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林國本
中國の長江以南地區で昔から民間に伝わっていた、「中國版ロミオとジュリエット」の日本初公演が実現した。09年10月3日、鎌倉生涯學習センターホールで公演された「梁祝」物語が大成功であったことを、わざわざ公演のDVDを屆けてくれた中國民話劇「梁祝」公演実行委員會代表の古野浩昭氏からうかがった。感動して涙を流している観客もいた、ということである。 この民話劇の鎌倉公演にこぎつけるまでには、いろいろな人生の出會いがあった。私はたまたま北京日本學研究センターの會合に招かれて、そこで當時中國に語學研修のため留學していた日本の元高校教諭、渡辺明次さんと出會った。渡辺さんは中國語の勉強をさらに深める中で、中國の民間伝承「梁山伯と祝英臺」のことを知り、それをさらに掘り下げ、中國でもめずらしいといわれるほどの大量の資料を集めて研究をつづけ、論文、著書を発表、上梓してきた。私は渡辺さんの努力と成果に深い感銘を覚え、それを記事にしてより多くの人に知ってもらうことにした。 その後、日本の報道機関に長年勤務していたジャーナリストの古野浩昭さんも、中國の文豪魯迅の故郷の紹興大學に留學し、中國語と中國文化の勉強を続ける合間に「紹興日記」を日本で出版し、その中でも「梁?!工摔膜い皮庠敜筏|れていた。これがきっかけで渡辺明次さんとのつながりができ、それが「ムーブメント効果」を起こして、鎌倉公演へとつながっていくのであった。 「梁?!工现袊扦悉瑜椁欷皮?、交響曲もあるくらいであるが、日本ではほとんど知られていなかった。それを草の根の日中文化交流のイベントとして育て上げていくことは並大抵のことではなかった。大きな劇団でも、こうした作品をレパートリーに組み入れることは、ある意味では「賭け」とも言ってよい。それに一地方の草の根の人たちがチャレンジするのはたいへんなことである。それをやりとげたことは、神奈川県や鎌倉市の日中友好関係者や自治體の関係者の努力とたまものであろう。 寫真を見ても、ちゃんとした衣裝を著ていて、民話劇の雰囲気もたっぷりで、大成功であることは問題ない。とにかく、ギャラ?ゼロで、まったくボランティアによる公演であったとのことで、その熱意には深い感銘を覚えるものである。 この公演のことを知った在日中國人関係者は、出來れば中國公演も、と言っているそうだが、もちろんこれは日中文化交流にとっては新しいブレークスルーとなるにちがいないが、かなりの大劇団でさえ基金などの後援で中國公演を行なっている現狀のもとでは、草の根の人たちにとっては大きなハードルがあることも確かだ。とくに現在、まだ不確実な國際経済情勢、新しい狀況のもとで無駄とみられる予算支出のカットというアゲンストの風が吹く中で、いかにして俳優その他の海外への長期間の移動を支えるかなど課題がたくさんある。 言葉の問題などに至っては、非常に乗り越えやすいものであり、字幕を使いさえすればよい訳で、やはり先立つものは海外公演の資金面のバックアップの問題であろう。こういう面でフォローの風が吹くことを願っている。古野さんは北京滯在中に、中國公演の可能性をさぐっているようであった。
「チャイナネット」 2009年10月29日
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