北京五輪の開幕が10日後に迫った28日、北京市の大規?,F代型ゴミ焼卻処理施設?北京高安屯生活ゴミ焼卻場が運転を開始した。このことは同市のゴミ処理方式が、埋め立て式から焼卻式へと転換したことを示している。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
「北京市第11次五カ年計畫時期の環境保護衛生専門プラン」に基づき、第11次五カ年計畫(2006~2010年)期間中、同市はゴミ処理技術の比率調整を段階的に進め、生活ゴミの埋め立て処理から焼卻処理への移行を加速させて、生活ゴミの減量、資源化、無害化を達成するとしている。
新ゴミ焼卻場は朝陽區金盞郷にあり、敷地面積70ムー(約4.6ヘクタール)、建物面積3萬6793平方メートルで、五輪の重點対応プロジェクトとして、総額約8億元が投入された。一日當たりの生活ゴミ処理量は1600トン。
新ゴミ焼卻場が運転を開始すると、年間53萬3千トンのゴミの焼卻処理が可能になり、年間2億2千萬キロワット時の熱エネルギーが発生する。これを利用すれば、標準石炭で年間7萬トンの資源が節約でき、溫室ガスの二酸化炭素の排出量を年間約20萬トン削減できることになる。ゴミは焼卻すると容量で90%、重量で80%が減少する。
循環冷卻水に中水を利用すれば、年間約160萬トンの都市用水が節約でき、水資源を効果的に節約できる。また埋め立て過程で生じるゴミ浸透液や悪臭などの環境問題も解決できる。新ゴミ焼卻場は、北京市の省エネ、汚染物質排出削減、循環型経済発展を推進する重點プロジェクトと位置づけられる。
「人民網日本語版」2008年7月29日 |