挨拶を行う山崎和之公使
京都大學の植田和弘教授は3月31日、中國の清華大學の低炭素エネルギー実験室と清華大學日本研究センターの招きに応じ、清華大學公共管理學院で「日本の気候変動対策」をテーマに講演を行った。在中國日本國大使館経済部の山崎和之公使が出席、挨拶し、大震災で中國から受けた溫かい支援に感謝の意を表し、福島の原発の狀況を客観的に國際社會に伝え、問題の解決に全力で取り組む考えを示した。
植田和弘教授
講演會の前、出席者は全員起立し、東日本大震災の犠牲者への1分間の黙禱を行った。その後、植田教授は講演し、地球溫暖化問題は環境問題だけでなく、政治的、経済的な問題でもあると強調した。また、世界的な問題だが、政府による世界的な解決は難しいことを明らかにし、南北問題の解決にもつながるとの視點を踏まえたうえで日本の現狀、対策、課題などについて話した。