クラクションは滅多に鳴らさない
東京では、路上の騒音はほとんどなく、とても靜かである。車が通り過ぎる音がするだけで、クラクションの音を聞くことはほとんどない。新華社の上層部の人がある年、東京に出張に來た時(shí)に、「この數(shù)日間、クラクションの音を聞いていない」と感想を述べていた。だが、クラクションが決して飾り物と言う訳ではない。危険な狀況を察知した場合は當(dāng)然ながらクラクションを鳴らす必要がある。だが、こうした狀況はあまり起こらないのだ。東京では、わざとクラクションを鳴らしたり、なにかあるとすぐにクラクションを鳴らしたりする人はいない。なぜならそんな人はとても無禮な人だと思われるからだ。特に、若葉マークの車にクラクションを鳴らして追い立てることは、人として軽蔑される行為に値する。日本に駐在している記者の多くは、前を走る車や通行人にクラクションを鳴らしたことがないという。ハンドルに肘をぶつけてクラクションが鳴ってしまった時(shí)には、周囲の人から白い目で見られるのではないかとハラハラしたという。
交通規(guī)制が少ない
東京では、交通事故、自然災(zāi)害(臺(tái)風(fēng)、大雨、大雪)、道路工事などが無い限り、交通規(guī)制は滅多にない。外國の総理や大統(tǒng)領(lǐng)が訪日するなど、國家的行事の場合には交通規(guī)制が行われ、青信號(hào)のままノンストップで、前後警護(hù)の車に挾まれて通行することになる。また東京國際マラソン開催時(shí)にも交通規(guī)制が行われる。だが、特定の人を乗せた車両の通行のために交通規(guī)制を行うことは、東京では非常にまれである(筆者が出遭ったことはない)。政府首脳や大臣などといった政府高官が乗っていたとしても、國の重大なイベントに參加するのでない限り、國賓級(jí)の待遇を受けることはありえず、赤信號(hào)に遭えば必ず止まらなければならない。
?中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)? 2010年12月6日