日本の海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」と護衛艦「さざなみ」が20日、ベトナム中部の軍事要衝カムラン灣の國際港に寄港した。同港には19日から米海軍の高速輸送艦「フォールリバー」も寄港しており、日米艦船のカムラン同時寄港は初めて。日米の結束をアピールし、海洋進出を強める中國をけん制する狙いがある。共同通信が21日に伝えた。
いずもは海自最大の艦艇。今月、自衛隊として初めて、安全保障関連法に基づき米軍の艦艇を守る「武器等防護」を実施している。
いずもが所屬する第一護衛隊群司令の伍賀祥裕海將補は、寄港後の記者會見で「いずもの寄港は、アジア太平洋地域の平和と安定に対する、さらなる貢獻を示す決意の表れだ」と述べた。
共同通信は今回の寄港の真の目的について、醫療活動などを通じて各國が交流を深める米軍主導の「パシフィック?パートナーシップ」の一環だと報じた。自衛隊の2隻には約660人が乗り込み、人道支援や災害救助に関する共同訓練を米軍などと実施するという。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2017年5月22日