トランプ米大統領は3日に就任後初となるアジア歴訪を開始し、5-7日に日本を訪問した。トランプ大統領の訪日期間中、首相夫人の安倍昭恵氏はホスト國からのもてなしとして、メラニア夫人の參観活動に付き添った。日本のNEWSポストセブンは「同じファーストレディでも、昭恵氏とメラニア氏はまったく異なるタイプだ」と伝えた。

　昭恵氏は「家庭內野黨」を自稱し、しばしば夫を批判するぐらい政治的な活動をすることを好む。首相夫人としてどこにでも顔を突っ込みたがることが災いし、森友學園騒動を招いてしまった。

　一方で、メラニア氏は政治的なことにはほとんど関與しない。息子?バロンくん（11才）の母親として日々の生活を送ることに集中していて、學校の送り迎えはもちろん、教育のために多忙な夫とは別居生活を送っているほどだ。メラニア氏本人も、息子が生活の中心でありその他は二の次だと何度も強調している。

　首相官邸筋は「メラニア氏が各國の首脳夫人と會って話す話題といえば、もっぱら子育てについてだ。ところが昭恵氏には子供がいなく、もっと女性の活躍について話したいというタイプだ。オバマ前大統領のミシェル夫人に傾倒していたということもあり、2人はそもそも話が合わない」と話した。

　前に出たがる昭恵氏と、トランプ大統領から二歩も三歩も下がるメラニア氏にはこんなすれ違いもあった。今年2月の安倍夫妻の訪米の際、大統領夫妻と會食する機會があった。トランプ大統領は「酒は身を滅ぼす」という主義で、口にしない。メラニア夫人も一滴も飲まない。安倍首相も潰瘍性大腸炎を患った過去もありほとんど飲めない。

　上述した官邸筋は「そんな3人を尻目に、昭恵氏だけが白ワイン、赤ワインとどんどん杯を重ねていった。その様子をトランプ夫妻はいぶかしげに眺めていたが、メラニア氏はたまらず、こういう大切な場で、しかも主役である夫が飲んでいないのに酔っぱらうのはいかがなものかと呟いたそうだ。昭恵氏は上から目線を感じて苛立ったのかもしれない」と述べた。

　日本全國紙記者は「昭恵氏はメラニア氏を前に、自分の好きなK-POPアーティストのことを饒舌に話したそうだ。するとメラニア氏は、あなたは日本人なのになぜ韓國の話ばかりするのか、と返したそうだ。それには昭恵氏も苦笑いするしかなかったようだ」と明かした。

　安倍夫妻が今年2月に訪米した際にも、メラニア氏は「ファーストレディ」の役割を演じ、昭恵氏に付き添いフロリダ州のモリカミ博物館を訪問していた。

「中國網日本語版（チャイナネット）」　2017年11月14日