南極でこのほど、巨大な氷山が氷陸から崩落した。その面積は1270平方キロメートルに達し、米國ニューヨーク市より大きい。
CNNの2月27日の報道によると、イギリス南極調査所は、氷山の崩落現象が最初に発見されたのは2020年11月で、新たに出現した大きな割れ目「北裂谷」が35キロ離れた別の割れ目に向かって延びていったと発表した。
2021年1月、「北裂谷」は厚さ150メートルの氷陸を突き抜け、1日に1キロのスピードで東北に延びていった。2月26日午前、「北裂谷」の幅は數時間で何百メートルに達し、最終的にニューヨーク市の面積より大きい氷山が崩落した。
過去10年、研究者は複數の大きな割れ目を発見していた?!副绷压取工?つの割れ目の中で最も新しく、殘りの2つ「1號割れ目」と「ハロウィン割れ目」はこの1年半拡大していない。
「1號割れ目」と「ハロウィン割れ目」の急速な拡大を懸念し、イギリス南極調査所は2016年に科學調査ステーションを南極の內陸側に32キロ移動し、2017年から南極が夏の時だけ作業員を派遣している。
イギリス南極調査所の12人の作業員は2月中旬に今夏の調査を終えて離れたばかりだった。
南極調査所の責任者は、「4年前に調査ステーションを內陸に移し、氷山形成時に流されないようにしたことは賢い判斷だった」と話した。
別の責任者によると、彼らは數年前から氷山形成に備え、器械と衛星で氷陸の動向を毎日観察していた。調査ステーションが無人の冬は、ケンブリッジでデータを分析した。
南極調査所によると、今回の氷山の崩落は「自然のプロセス」で、気候変動が大きな要因である証拠はない。
科學者は続いて、氷山の動向を追跡し、「今後數週または數カ月內に氷山が流れ、氷陸の近くで止まる可能性もある」と説明した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2021年3月1日