香港で開催される北京五輪馬術競技で、香港の8月の暑さや濕気に、競技馬が適応できることを確保するために、香港がハイテクを採用した設備を利用しようとしている。これは、香港奧馬公司行政総裁の林煥光氏が、16日に開催された「北京五輪共催都市準備業務」の記者會見で述べたもの。 競技チームは、オリンピックおよびパラリンピックの馬術競技の期間、全面的な天気予報を把握し、競技馬の熱さ度など測る「 WBGT(濕球黒球溫度)」指數が用いられる。その指數には、日光の屈折、濕度、気溫、風速が含まれる。香港天文臺は、競技期間および競技會場に24時間観測を行う予定だ。 林煥光総裁は、香港の馬術競技には、國際馬術連盟(FEI)との話し合いをもとに、暑さや濕度による競技馬のダメージを減らすための多くの措置を取るつもりだ。例えば、 ▽競技馬が香港に到著後、すぐに空調の効いた馬運車で搬送。 ▽空調つきの廄舎。 ▽初の試みとして、空調つきの屋內練習馬場で訓練。 ▽主な競技場および雙魚河馬術競技場には、ミストファン(扇風機と霧吹きがセットになっていて體溫を下げる)テントを4つ設置。 ▽耐久競技(野外騎乗)の休憩所テントにはすべて、ミストファンが設置され、大量の水や氷を用意。 ▽主な競技場および耐久競技場には冷水を用意し、クールダウンさせるための措置を取る。 香港の過去30年における8月度の天気記録の平均値は、気溫は26.4~31.1度、相対濕度は82%、降雨量は444.6ミリとなっている。 「人民網日本語版」2008年4月17日 ? |