中國の海外利益増大に伴い、海上航路の安全確保が中國経済にとって重要性を増している。著名な軍事問題専門家で中國軍事科學學會副秘書長の羅援少將はこれについて、中國海軍による「第一列島線」突破は必然のことで、合理的かつ合法的だと指摘する。香港紙?文匯報が10日、伝えた。
◆合理的かつ合法的な4つの理由
日本メディアが公開した沖縄近海を通過した中國艦艇
羅氏は中國海軍が「第一列島線」を突破するが合理的かつ合法的な理由を4つを挙げた。
第一に、一部の國は軍事力を他國の近辺に動員し、軍事演習を行っているが、誰も非難しないが、中國が定期的な訓練を行うと、大げさに騒ぎ立てるのか?
第二に、一部の國は海上航行の自由を理由に世界各地でのさばっているのに、どうして中國には自由航行の権利がないのか?
第三に、一部の國は砲艦政策を運用し、他國に武力行使している。一方、中國は演習は第三國や特定の目標に向けたものではなく、他國に対する脅威となりえないと何度も聲明を発表しているのにどうしてダメなのか?
第四に、中國の國力向上に伴い、「第一列島線」を突破しなければ周辺水域や地理狀況が掌握できず、國際支援や海賊対策など従來はなかった安全問題に関わる活動に參加することもできない。
そのため中國海軍が「第一列島線」を突破することによる、海洋権の保護および國際社會の公共の安全への貢獻は計り知れない。
國際法上では、中國海軍が公海を越えても問題はない。中國軍はこれまでずっと平和な軍事力だった。中國古代の「鄭和の西洋下り」は有名だ。鄭和率いる巨大艦隊は何度も中國南中國海以西の國や地域に出向いたが、一度も世界の脅威となっていない。それどころか中國と多くの國々との友好に多大な貢獻をした。中國海軍の定期的な軍事演習が他國に対する脅威になることはない。
◆日本海軍の強大な実力