公安部の楊煥寧副部長(次官)は24日、第11期全人代常務(wù)委員會?第23回會議で「テロ対策の強(qiáng)化における問題に関する決定」の草案について、次のように説明した。
テロリズムは現(xiàn)在、世界の平和と発展に影響する重要な要素となっている。中國もテロ活動の現(xiàn)実的脅威に直面しており、対テロ闘爭の長期性、複雑性、先鋭性が際立ってきている。こうした情勢の中、テロ対策法の整備をさらに推し進(jìn)め、対テロ闘爭の過程で直面する法律上の問題や現(xiàn)実的困難を解決することは、國家の安全と社會の安定を守るうえで非常に重要な意義を持つ。
■テロ活動?組織?要員の定義を示す
現(xiàn)行法はテロ活動、テロ活動組織、テロ活動要員について定義を示していないため、テロ活動の取締りやテロ関連資産の規(guī)制、および対テロ國際協(xié)力に支障を生じている。
草案は中國のテロ活動、テロ活動組織、テロ活動要員の実際の狀況に基づくとともに、參加する國際條約および國際文書の規(guī)定を參考にして「テロ活動とは社會恐慌を引き起こし、國家機(jī)関または國際組織を脅迫することを目的に、暴力、破壊、脅迫その他の手段を用いて、人的死傷、重大な財産の損失、公共施設(shè)の損壊、社會秩序の混亂など深刻な社會的損害をもたらす、またはそれを意図する行為を指す。上記の活動を煽動、資金援助その他方式によって助力する行為もテロ活動とみなす」と規(guī)定している。
また「テロ活動組織とはテロ活動実行のために構(gòu)成された犯罪集団を指す。テロ活動要員とはテロ活動を組織、畫策、実行する者とテロ活動組織の構(gòu)成員を指す」としている。