アジアは今、中國、日本、インドという主要強國の地域の戦略的空間爭いに突入しようとしている。これらの國が照準を定めているのは、かつて安定していたが今ではいつ衝突が起こるかわからない東南アジアだ。國連安保理常任理事國の中國は超大國を、日本とインドは安保理常任理事國入りを望んでいる。この3カ國の共通點は、有利な地域體制によってその地位と名聲を支える必要があることだ。日本の英字紙ジャパンタイムズが伝えた。
世界の他の地域と違い、海事問題がアジア太平洋地域の重要な衝突の根源となっている。著名なジャーナリストのロバート?カプラン氏は「東アジア、より正確に言えば、西太平洋は急速に世界の海軍活動の新たな中心になりつつある」と指摘。これは戦後、歐州を中心とする安全保障の考え方とはまったく異なる。実際、軍事力の規(guī)模を拡大している中國に足並みを揃えるように、同地域のすべての國が質と量の両方から軍事力向上に向けた兵器開発計畫を策定している。
長年中國は東南アジア地域に対して微妙な外交政策をとってきたのは明らかだ。最初はソフトパワー外交で、インフラ施設事業(yè)に數(shù)々の経済支援を提供するとともに、東南アジア製の商品に國內市場を開放する一方で、政治上この地域で怒りを買うのを回避してきた。こうしたやり方は中國と領有権を主張する他國とが南中國海問題に関する行動準則で意見の一致を見るのに役立ち、最終的に中國の「平和的発展」理論を助長した。