同8時20分、日本船が次第に漁政202に接近した。漁政202の指揮員は高周波數無線で日本海上保安庁の艦艇に「われわれは中國漁政の法執行船で、通常のパトロール任務を遂行している。あなたがたの船は中國の海域にすでに入っている。直ぐに離れてください」と呼びかけた。
約2分後、日本船からおぼつかない中國語で「『尖閣諸島』は日本國の領土である」などと言ってきた。
中國漁政202は直ぐに「釣魚島は古來、中國固有の領土で、あなた方のいかなる一方的措置もこの事実を変えることはできない」と答えた。これに対する日本船からの返答はなかった。