■中英関係の歯車が再び回り始める
「Hello中國の友人達、微博を始めて大変喜んでいます。訪中を心待ちにしています!」。過去200年近くで最年少のこの英國首相は2-4日の訪中を前に微博(ウェイボー?ミニブログ)アカウントを開設し、若者のやり方で中國に挨拶をした。アカウントのフォロワーは1週間で20萬人を超えた。キャメロン英首相の今回の訪中に海外は注目した。人民日報海外版が伝えた。
英紙ガーディアンは2日付で「特別機で北京に著陸すると、キャメロン首相は中國に対する熱意あふれる稱賛の談話を発表し、英國は西側世界における中國の最も力強い支持者になると述べた」と報道。
英國メディアはキャメロン首相の中國でのインタビューについて「西側世界において英國ほど中國への投資市場の開放を望んでいる國はなく、英國ほど中國人消費者のニーズを満たすことを望んでいる國はなく、英國ほど中國とG8、G20、EUの貿易を望んでいる國はない。したがって英國は相互理解と相互尊重を基礎に中國と対話を行い、両國が共に注目する問題を解決し、両國の共通利益を守ることをなおさらに望んでいる」と報じた。
■トップセールスの見事な成果
英國にとって中國は経済回復を牽引し、雇用を創出するために不可欠な最大の海外市場であり、聡明な「トップセールスマン」がこれほど良い機會を逃すはずがない。訪中初日、キャメロン首相と李克強総理が立ち會う中、中英は投資、科學技術革新、金融、文化、衛生など10件の協力文書に調印した。また、中英の実業家500人近くが參加した中英ビジネス界サミットでは多くの契約や覚書が交わされ、冷え込んでいた中英関係が急速に回復した。
中英企業100社余りが參加した3日のビジネス晝食會で、キャメロン首相は中英を「不可欠な」パートナーと位置づけたうえ、「中國チャンス」をしっかりと捉えるよう英國企業に念を押した。キャメロン首相は「過去30年近くの間、中國経済は8年ごとに倍増し、中國の中産階級は歐州全體の人口に相當する6億人に迫っている。中國では毎年1300萬人が都市住民化する。こうした事実と數字を合わせれば大きなチャンスだ」と述べた。
英紙フィナンシャル?タイムズはこの大きなチャンスは高速鉄道計畫での英中協力も合意に導くかもしれないと指摘。英紙タイムズは「キャメロン首相の訪中は英國の中小企業の発展につながる。中國の発展は英國にとっても貴重なチャンスであり、大型プロジェクトを牽引するだけでなく、數え切れないほどの英國の小企業にとっても、中國の発展による利益を分かち合う素晴らしい場となる」と指摘した。
キャメロン首相は3日午後、上海交通大學で講演も行なった。また、武漢に英國領事館を設立する方針を表明した。