中國の習近平國家主席は18日、呼び掛けに応じてバイデン米大統(tǒng)領(lǐng)とテレビ電話で會談し、「(雙方が)中米関係が正しい軌道に沿って前へ進み発展するようリードしなければならないだけでなく、果たすべき國際的な責任を引き受け、世界の平和と安定のために努力しなければならない」と表明した。
米國をはじめとする北大西洋條約機構(gòu)(NATO)が引き起こしたロシアとウクライナの軍事衝突はまだ続いている。ウクライナ危機を作り出した張本人である米國が、自らの責任を無視し、大々的に圧力をかけ脅迫し、対立の責任を転嫁し、漁夫の利を得ようとしていることで、中米関係と世界の平和はさらに多くの試練に曬されている。
バイデン大統(tǒng)領(lǐng)は會談で、米國は中國と「新冷戦」を戦うことを望まず、中國の體制を変えることを望まず、同盟関係の強化によって中國に反対することを望まず、「臺灣獨立」を支持せず、中國との間で衝突を起こそうとする意図はないと重ねて言明した。習主席は米國側(cè)の立場を「十分に重視する」とした上で、中米関係に現(xiàn)在のような局面をもたらした原因は、米國側(cè)が約束を果たしてこなかったことにあると指摘し、中國を「仮想敵」と見なす米國の間違った認識についても言及した。
習主席は、米國の一部の人が「臺灣獨立」勢力に誤ったシグナルを送っているのは「非常に危険だ」と指摘した上で、臺灣問題をうまく処理しなければ、両國関係に破壊的な影響を與えることになると強調(diào)した。
ウクライナ危機をめぐって、習主席は、「當面の急務」は対話と交渉を継続し、民間人の死傷を回避し、人道的危機の発生を防ぎ、早期停戦を図ることであり、「長期的な道」は大國が互いに尊重し、冷戦思考を捨て、陣営対決を行わず、バランスが取れた有効かつ持続可能な世界と地域の安全保障の枠組みを構(gòu)築していくことだと重ねて言明した。上述の案は、原則的な立場と具體的なアプローチを共に含み、民生に対する深い思いを體現(xiàn)したもので、ウクライナ危機の解決に向けた中國側(cè)の最新の努力だ。
問題を引き起こした張本人がその問題を解決すべきである。米國は會談で、中國側(cè)と意思疎通を保ち、事態(tài)のエスカレートを防ぎたいと表明した。米國側(cè)に望むのは、言ったことを必ず守り、実際の行動で両國首脳間の共通認識を?qū)g行し、バイデン大統(tǒng)領(lǐng)が約束したことを果たすことだ。一方では中國の支持と協(xié)力を望み、他方では中國を攻撃し中傷し、脅し制裁を加える。そうしたやり方は全く通用しないものだ。(CRI論説員)
「中國國際放送局日本語版」2022年3月21日