在中國日本國大使館と日本貿易振興機構(JETRO)北京事務所が主催する「東日本大震災?福島第一原発事故事故の説明會」が4月21日朝、北京市の長富宮ホテルで行われた。説明會の後、記者が質問する機會が設けられた。
――福島第一原発所で、汚染水の排出はどのように進められているか。排出する前に中國に報告はあるか。
原子力安全基盤機構の佐藤達夫理事:日本側は原発周辺の海に合成樹脂の溶剤を散布し、柵を設け、汚染された海水がさらに拡散することを防止している。関係機関は4月19日、2號機の高濃度汚染水を集中廃棄物処理施設に移し始め、移送した汚染水の浄化裝置の設置も進める。
在中國日本國大使館?経済部の山崎和之公使:日本政府は海に汚染水を排出した後に中國に報告した。周辺國が日本のこの行為に非常に注目するのもわかる。今後はすぐに関連狀況を伝える。
――日本が放射性物質を含む汚染水を海に排出したことは國際法に違反するか。
山崎和之氏:これはやむを得ない措置だ。しかし、日本はずっと海洋法を守り、海洋汚染を防止する義務があり、この措置は國際法が定める範囲內で行ったものだ。
――日本人ジャーナリストの島津洋一氏は、日本が裏で核兵器を開発しているとする文章を発表したが、それは本當か。
佐藤達夫氏:私は原子力安全基盤機構の職員だが、このような懐疑論は存在しない。
山崎和之氏:日本政府は國際社會で核兵器の廃止を主張しており、核兵器を開発することは絶対にない。
――日本政府は、今回発生した放射能漏れ事故で損失を受けた各國に賠償金を支払うつもりはあるか。
山崎和之氏:日本は現在、復舊活動に力を盡くすと同時に、賠償問題を検討している。これから國際法に則って関連措置をとっていく。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月22日
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