▽TPPの年內(nèi)妥結は困難

TPP交渉は21の分野に及ぶ。交渉の前期には食品の安全保障、電気通信網(wǎng)の開放、商用査証（ビザ）の手続き簡素化などの問題をめぐって交渉がまとまったが、関稅の撤廃、知財権保護機関の延長、國有企業(yè)の改革といった問題では、參加各國が共通認識に達するのは難しい。マレーシアでの今回の交渉で、11カ國は「（今年）10月の大筋合意、年內(nèi)の妥結（最終合意）」の目標を堅持することを確認した。

ケイ氏によると、TPPは加盟國の応訴コストを増大させ、加盟國の市場にダメージを與えるという。日本とベトナムがTPP交渉でどのように自國の経済的利益を守るかが、アジアの発展途上國の注目の的になるという。

米通商代表部（USTR）のマイケル?フロマン代表は18日、「年內(nèi)のTPP妥結は難しいが可能だ」と述べたが、専門家たちはTPPの年內(nèi)妥結に楽観的な見方を示さず、日本に殘された交渉の時間があまりないことを特に指摘する。胡氏が率直に述べたところによると、TPP交渉の深みや複雑さ、交渉の影響を受ける國の多さなどから、年內(nèi)妥結の可能性は高くないという。

また胡氏によると、交渉參加各國がTPPの基準を引き下げたいと思わなければ、TPP交渉が年內(nèi)に妥結することはあり得ない。だが各國に基準引き下げの意思はなく、とりわけ知財権や衛(wèi)生をめぐる基準を引き下げようとは考えていないという。（編集KS）

＊ケイ：「開」の旁に「おおざと」

「人民網(wǎng)日本語版」2013年7月25日