釣魚島(日本名?尖閣諸島)爭いが一見一觸即発の情勢になってきている。中國と日本の係爭はエスカレートし、小さな釣魚島が世界の注目を集ている。釣魚島は日本が正常な政治大國と軍事大國になる足掛かりになるのだろうか?日本は當然その願いを実現しようとするだろうが、中國はこれに警戒しなければならない。日本への備えは薄氷を踏むがごとく慎重になる必要がある。シンガポール紙?聯合早報が伝えた。
日本と周辺國の領土問題は釣魚島だけではない。ロシアとも北方四島をめぐり対立している。しかし日本はなぜそこではもめごとを引き起こさないのか?第二次世界大戦中、ソ連軍が中國東北部に出兵し、そこの関東軍を痛撃、日本軍は総崩れとなり、大損した。ソ連の遺産を継承したロシアは現在世界第2の軍事大國であり、日本は恐れている。さらに、北方四島は「ヤルタ協定」で舊ソ連の所有が規定されている。さすがの日本も戦後の國際秩序を赤裸々に覆すことははばかられる。そんなことをすれば、米國に露骨に挑むことになるからだ。
韓國との間にも獨島(竹島)問題があるが、釣魚島問題ほど係爭は発展していない。米國の同盟國である韓國と日本の間で大きな領土爭いが起きれば、同盟の団結が揺らぐ。盟主である米國がそれを喜ぶはずがない。日本は獨島問題ではチャンスがないため、このまま口実を探すしかない。
殘るは中國との釣魚島問題だけで、唯一力を利用できる場所だ。中國包囲をたくらむ米國を助けるという旗を掲げれば、米國も同意し、堂々と中國に対抗できる。米國の後ろ盾があれば、やらない道理はない。しかも自分にも打算があるのだからなおさらだ。