顔認証荷物受け取りで宅配がより便利に
「顔認証で荷物を受け取る、コードを読み取るだけ」という荷物の新しい受け取り方が登場した。物流サイトの菜鳥網絡はこのほど、菜鳥スマート宅配ボックスに「顔認証荷物受け取り」機能を全面的に導入したと発表した。そのほかに、豊巣スマート宅配ボックスに「顔認証荷物受け取り」が試験導入された。顔認証技術の応用は消費者に便利なだけでなく、配達員の作業時間の節約にもなり、物流業が長足の進歩を遂げる上で重要な推進力となる。
顔認証荷物受け取りがブームに
日常生活において、顔認証は新技術ではなくなっている。モバイル決済、高速鉄道の改札、ホテルのチェックインなど、顔認証は身分確認の広い分野に応用され、普及している。現在、注文、発送、受け取りのネット通販産業チェーンにおいて、顔認証は主役となっている。
菜鳥網絡は2017年9月に「顔認証荷物受け取り」サービスを開始し、現時點で利用回數は100萬回に上る。菜鳥スマート宅配ボックスを利用する場合は、宅配ボックスに攜帯電話番號と顔情報を登録し、「顔認証荷物受け取り」を選択する。
また、消費者が懸念する顔認証は代理で受け取ることができないという問題に対応するため、菜鳥スマート宅配ボックスは新技術を利用したほか、従來の番號を入力する受け取り方法も継続し、消費者の不安を取り除いた。
「顔認証荷物受け取り」は技術設計において多種のセキュリティメカニズムを応用し、利用者が安全に受け取れるようにした。技術提供業者は寫真や動畫などを使って「ごまかし」がきくかをテストしたが、いずれも認証できなかった。そのほか、現在の「顔認証荷物受け取り」システムには音聲アシスタント機能がついており、コミュニケーションをとり、荷物を宅配ボックスに預けておくという選択もできる。菜鳥スマート宅配ボックスの上級エンジニアの趙徳山氏は、100萬回に及ぶ「顔認証荷物受け取り」テストで、認証ミスにより間違って荷物を受け取るということはなく、技術は成熟していることを示すと話した。