中國は「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)を提案した當初から、沿線諸國との協力を強化し、共同発展?繁栄を実現するという、貫くべき原則を明言していた。一帯一路は人気の國際公共財になろうとしている。
國連安保理は昨年11月に満場一致で決議を採択し、中國の一帯一路の內容を支持した。またその建設が地域経済協力を強化し、地域の安定と発展を支えることを認めた。一帯一路という文言が國連文書に盛り込まれただけでなく、一帯一路はすでに「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の重要な場となっている。
現在まで100以上の國と國際組織が、この提案に積極的に參與している。中國は40カ國弱の沿線諸國と一帯一路の共同建設に関する協力協定に署名しており、30カ國弱と生産能力をめぐる國際協力を展開している。多くの國際組織は積極的な態度を示しており、アジアインフラ投資銀行(AIIB)、シルクロード基金を始めとする金融協力が促進されている。影響力ある象徴的なプロジェクトが、著実に実行に移されている。間もなく開かれる一帯一路國際協力サミットフォーラムの會期中、中國はさらに20カ國弱及び20以上の國際組織と協力文書に署名し、関連國?國際組織と多くの協力協定に署名する見通しだ。
中國商務部のデータによると、中國企業は2016年末時點、一帯一路沿線20數カ國で56の経済?貿易協力區を建設した。投資総額は185億ドル以上で、現地で11億ドル弱の稅収、18萬人分の雇用を創出した。さらに商務部の別のデータによると、中國企業の一帯一路沿線43カ國における非金融類直接投資額(新規)は、今年第1四半期に計29億5000萬ドルに達し、同期の対外投資総額の14.4%(前年同期比5.4ポイント上昇)を占めた。中國の一帯一路沿線61カ國における対外請負工事の新規契約件數は、第1四半期に952件にのぼった。売上は前年同期比4.7%増の143億9000萬ドルで、同期の総額の49.2%を占めた。