中國人民解放軍は渤海造船所で巨大な工場を建設(shè)し、最新の原潛を生産している。その総組立ラインはこのほど、珍しくも公開された。米空母がアジア太平洋での動きを活発化させ、南中國海?東中國海の係爭が続く中であり、別の意図が込められているようだ。19日付香港経済日報が伝えた。
渤船重工の前身は遼寧渤海造船所で、中國で唯一の原潛を建造する工場だ。かつて世界最大だったロシア?セブマッシュ造船所の原潛生産ラインと比べると、新たに稼働開始したこの工場は長さも幅も上回っており、まさに「世界最大」だ。同時に原潛5?6隻を建造できる。
中國の原潛の建造は空母と同じく、分段式モジュール化建造となっている。今回公開された総組立ラインの他にも、工場內(nèi)には耐圧構(gòu)造生産ラインがある。
渤船重工は昨年8月、新型総組立ラインを建設(shè)済みと初公表した。當時から、解放軍の最新の原潛を建造すると推測されていた。
今回はさらに、新型総組立ラインの內(nèi)部の畫像が公開され、同時に原潛2隻の総組立作業(yè)が可能と推測されている。095/096型原潛を同時建造でき、中國の原潛の生産拡大を示す重要な目印となっている。
095型は中國海軍第3世代攻撃型原潛で、艦隊の設(shè)計を改良し、ポンプジェット推進システムを搭載するとみられる。騒音を大きく下げ、隠密性を高める。
096型は解放軍海軍が開発する弾道ミサイル原潛で、中國はその性能を公開していない。096型の艦隊の設(shè)計は、西側(cè)の弾道ミサイル原潛に近いと推測されている。注意すべきは、中國が同時に射程距離1萬2000キロのJL-3潛水艦発射ミサイルを開発していることだ。両者を組み合わせることで、米國の大きな脅威となる。
米サイトも先ほど、中國が原潛生産ラインを3本保有しており、同時に4隻を建造する能力をつけていると報じた。これは解放軍が3年內(nèi)に原潛を10?12隻建造し、真の抑止力を持つ「水中長城」を建設(shè)する可能性を意味している。
?中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)? 2017年4月22日