第19回IISSアジア安全保障會議(會期3日)が昨日、シンガポールで閉幕した。中國の魏鳳和?國務委員兼國防部長は「中國の地域秩序へのビジョン」という議題について演説し、出席者からの質問に回答した。中米関係、臺灣問題、米國のインド太平洋戦略、ウクライナ危機などについて中國側の厳正なる立場を説明し、海外メディアから注目を集めた。米國のオースティン國防長官は11日の発言で、ロシアとウクライナの衝突を利用しアジア太平洋情勢を喧伝し、中國への謂れなき批判を繰り返し、中國側から反論された。
12日付シンガポール華字紙「聯合早報」によると、シンガポールのウン?エンヘン國防相はアジアに対して、ウクライナ危機から正しい教訓を汲み取り、アジアでの武裝衝突を回避するよう訴えた。「特徴やラベルはさておき、アジア諸國は余りにも多様かつ多元的であるため、この基礎の上で大戦に巻き込まれようとする人は少ない。中國はほぼすべてのアジア諸國にとって最も重要な貿易パートナーであり、アジア諸國間の相互依存関係はロシアと歐州よりも緊密だ」
インドネシアのプラボウォ?スビアント國防相は11日の會議で、「アジア諸國はかつて大國に支配?酷使?搾取された共通の経験を持つ。地域諸國は平和で友好的な環境を構築し、アジアの手段により食い違いと挑戦を解消する。國家間では相手國の安全の利益を尊重し、自身の観點を他國に押し付けるべきではない」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2022年6月13日