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日印協力のAAGCはどこまで続くか

日印協力のAAGCはどこまで続くか。日本とインドが共同出資(日本が30億ドル、インドが10億ドルを出資)するAAGCは、「経済回廊」の建設をねらいとし、その地域の範囲にはアフリカ東西海岸や西インド洋の諸國も含まれる…

タグ:モディ 一帯一路 AAGC 成長回廊

発信時間:2017-09-21 10:36:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 だが中國の「一帯一路」イニシアチブに対し、インドは協力しないという立場を取っている。インドが「一帯一路」イニシアチブに加入すれば、インドのインフラ建設と生産能力プロジェクトは中國に主導されることになるかもしれない。インドは、経済的に中國の従屬國となることを懸念している。


 さらに重要なのは、ポスト危機時代のインドが、西側の世界と機構の賞賛によって惑わされているということだ。インドは、中國を超えて発展速度が最も速い発展途上國となると考えられている上、世界最大の民主國を自認している。こうした情緒によって、インドには、中國と競爭し、駆け引きをしようというモチベーションが生まれている。洞朗での衝突でインド政府やインド軍、メディア、民間が示した熱狂的な様子は、中國と自國に対するインドの認識にズレが生じていることを示している。


 中國の主導するアジアインフラ投資銀行に対抗するため、日本は2015年、アジア向けの1100億ドルのインフラ投資を打ち出した。だが片手で拍手をすることができないように、この計畫のその後の音沙汰はない。日印両國が打ち出すAAGCも果たしてどこまで続くのだろうか。


 「一帯一路」イニシアチブはすでに、世界の多くの國の呼応を得て、期待できる成果を上げつつある。日本とインドがこれに加入すれば、ウィンウィンを実現できるだろう。だが両國が別の構想を打ち出せば、資源の浪費となるだけでなく、その成否には不確定性が満ちている。


「中國網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月21日


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