(八)重點分野の改革を掘り下げて推し進める
引き続き國有経済の戦略的調整を推進し、國有資本の參入もあれば退出もある、合理的に流動するメカニズムを整える。國有の金融資産、非経営的資産及び天然資源資産の監督?管理體制を充実させる。海外における國有資産の監督?管理を強化する。引き続き非公有制経済の発展を奨勵し、サポートし、導く。財政力と所管部門の権限の釣り合った財政?稅制を健全化し、特別移転支出プロジェクトを整理し、それを一本化させ、一般的移転支出を増やし、県クラスの基本的財政力を保障するメカニズムを健全化させる。若干の生産型サービス業分野で付加価値稅の改革テストを行い、資源稅の改革を推進する。予算管理制度の改革を深化させ、政府系基金の予算編成を全面的に行い、國有資本経営の予算範囲を拡大し、社會保険基金の予算編成を試験的に実施する。引き続き金融企業の改革を深化させ、現代金融企業制度の確立を速める。農村における新しいタイプの金融機関の育成を加速させる。引き続き金融市場の発展に大いに力を入れ、金融分野の革新を奨勵する。金利の市場化改革を推し進める。クロスボーダー取引と投資における人民元建て決済を拡大させる。資本勘定における人民元の交換性を推し進める。金融に対する監督と管理を強化し、完備させ、金融のシステミックリスクを防止する早期警報システムと対処メカニズムを確立し、それを健全化させる。精製油と天然ガスの価格形成メカニズムと各種電気料金の価格決定メカニズムを充実させる。水供給価格の改革に取り組む。汚染物質の排出権の有償使用と取引のモデルケースに関する指導的意見を検討し、策定する。価格の改革は人民大衆とくに低所得者層の受容力を十分に考えなければならない。政府と事業體、事業體と企業、管理と運営、営利性と非営利性の分離という要請に則って、積極的かつ穏當に部門別の事業體の改革を推し進めていく。
(九)対外開放の水準をいっそう高める
中國の発展は世界から離れられない。相互利益?互恵をはかる二國間又は多國間の経済貿易関係を鋭意発展させ、新たな開放分野と開放の余地を絶えず開拓すべきである。引き続きドーハ?ラウンドの交渉を推進し、さまざまな形の保護貿易主義に反対し、國際経済秩序がいっそう公正で合理的でウィンウィンの関係になる方向へ発展するよう促す。対外貿易の発展パターンを著実に転換させる。構造の最適化と効率向上を強化することをふまえて、対外貿易の安定的な成長を維持していく。一般的な貿易の輸出であろうと加工貿易の輸出であろうと、引き続き労働力資源のメリットを生かし、エネルギー資源の消費を減らし、先端産業チェーンのハイエンド化を目ざして、質、グレード、付加価値を高めることに努めるべきである。中國獨自のブランド製品の輸出を積極的に拡大させる。サービス貿易とサービス業務の対外受注の発展に力を入れ、サービス貿易のウェートをたえず高めていく。輸入と輸出をともに重視することを堅持し、先進的な技術と設備、ポイントとなる部品及びエネルギー?原材料の輸入を拡大し、発展の最も遅れた國々とわが國が主要な輸出超過となっている國からの輸入拡大を促進し、貿易のアンバランスな狀態を逐次改善して、貿易摩擦を適切に処理する。対外投資と外資利用のバランスのとれた発展をはかる?!负M猡顺訾菩肖工趣い槁预颏い猎绀瘜g施し、その関連支援策を充実化し、審査?許認可の手続きを簡素化し、條件が整った企業と個人の海外投資に便宜をはかる。企業が積極的で秩序立った多國間経営活動を繰り広げるよう奨勵する。対外投資に対するマクロの指導を強化し、投資を促進し保護するメカニズムを健全なものにし、投資のリスクを食い止める。積極的で効果的な外資利用の方針を堅持し、先進技術と人材、知的資源の導入を重んじ、多國籍會社の中國における研究開発センターの開設を奨勵し、外資利用の全般的なレベルと総合的な効率を著実に高める。外商投資産業目録の改正を急ぎ、外資がハイテク、省エネ?環境保護、現代サービス業などの分野や中?西部地區に投下するよう推奨する。